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「オミクロン」は小ミクロン 「オメガ」は大メガ

ワクチン接種が浸透して、感染者数の毎日の発表をみてようやく終息に向かうかと思うこともつかの間、 「オミクロン株」という言葉が毎日聞かれるようになりました。

コロナ禍のこの生活が慣れてしまうと、変な方向に興味が向いてしまいます。 「オミクロン」という言葉はどんな意味?きっとたくさんの方が検索されたのではないでしょうか?
ギリシャ文字で英語のアルファベットで表すと、小文字のoが「オミクロン」、大文字のOが「オメガ」 ということらしいですね・・・
感染して、あるいは濃厚接触者として苦しい思いをされている方、申し訳ございません。
今は気になる言葉の意味はもちろん、それにまつわる逸話までどんどん際限なく調べることができます。調べ始めたときは調べたいと思って、検索するのですが、途中で、そこから派生して、いつの間にかバッグや服やサイトに移動していたり、何していたかわからなくなることはありませんか?

今から、30年ほど前のことです。私は23歳とか24歳だったと思います。
当時は、インターネットはあったのかもしれませんが、誰も知りたいことや疑問があっても、スマホで検索する人などいなかった時代でした。
道端で困ったことがあっても、友達にLINEして助けを求めることも、事故に遭って外出先から仕事場に戻れない時でも電話の1本も入れることができませんでした。
そんな時代に、私は昼休みに食事をしようと外に出た後、そとでバッグを開けたら財布がなかったのでした。大きなバックにほぼ財布しか入れていなかったので、探しようもなく、ないことは歴然でした。
社会経験が浅く何の発想も思い浮かばず、今のような検索もできない・・外から電話もできない・・
ただただ、ちびまる子ちゃんのように、顔に立て線がザーッと何本か入っているだけでした。

必死の思いで、職場に戻り、上司に相談すると、「警察」「カード会社に電話」言葉がいくつも並べられましたが、この2つしか覚えていません。職場の電話から、カード会社に使われないように盗難にあいました、と電話、そして近くの交番に駆け込み、事情を話すと、現在ではそんなアナログなやり方ではないよう祈りたいのですが、「供述書」は1枚1枚自筆でないとだめだということで、提出する先が何か所かあるようで、同じことを一語一句間違えないように何枚も書かされた記憶があります。

この先、話がまくしたてられますので、ここで、深呼吸を私と一緒にしておいてください!はぁ~

  諸々の手続きで3時間くらいは交番で時間を費やしてしまったと思うのですが、職場に戻って・・
・・・因みに、当時私は、百貨店内のお店で洋服を販売する仕事をしていました。
そして、仕事に戻ってしばらくすると、私に電話がかかってきました。今はカードで高額な買い物をした際の認証で電話確認はないと思うのですが、当時はそんな方法だったのだと思いますし、先ほど、盗難されたことを伝えているのでその確認のために電話が入ったのだと思います。
なんと、運悪く?いえ、運よく、犯人がどこかの百貨店でプラダのバックを購入するため、私のカードを使用していたのです。

私は、勤務中で買い物ができる状態でないのと、盗難にあったことを伝えました。カード会社もわかっていても、万が一カードを取り戻して本人がカードを使うこともあるかもしれないという意味でも、確認をする必要があったのでしょう。
あとで、聞いたところ、犯人逮捕の時間稼ぎの意味もあったようです。百貨店というのは、覆面の警察官、刑事課の刑事さんOBを配置しているようなのです。そのため、警察署と密に連携しており、現行犯逮捕は数分稼げばできてしまうようでした。
私が、交番から帰ってきて仕事に戻った際も、なんだか売り場の空気が変だなと思ったのも、私の勤務していた百貨店も、ドラマに出てくる、いわゆる「デカ」のような風貌の男性が犯人のめぼしをすでにつけていて勤務シフトなども全部あらって、現行犯逮捕される前に既に、犯人を特定していたようでした。
窃盗事件で、体育館等に盗品が並べられる映像をニュースでご覧になったことがあるかと思うのですが、わたしも、犯人逮捕後、刑事課に連れていかれて、 大きなビニール袋に、平にぴしーっと何枚ものカードと、診察券などの紙類、財布が平たく並べて入れられているものを渡されて、自分のプライベートがさらされている気がして、ものすごく恥ずかしい感じがしました。ですが、お札は1枚も入ってなく、盗まれたら、そのままなのか、犯人から返してもらえるのかな?不安でした。
しばらくモヤモヤが続いて、何の案も思い浮かばず、このままかと思っていましたら、犯人の父親が職場に現れました。菓子折りを持ってきました。
私のお金はお菓子に代わった?これ食べて、納得するということ?
さらにモヤモヤしてきました。

その日の夜だったと思います。先輩同僚から電話をもらいました。
なにやら、ご主人が大学在学中に「行政書士」の試験に合格していて、アドバイスができる・・という内容でした。ご主人に代わってもらい、話をしました。
「訴状」を書くこと、向こうがなんか言ってきても簡単に「示談」はしてはいけないということでした。
そじょう?じだん?ドラマ?という感じでした。「書いてください」と言ったら、「行政書士が書くと、お金をもらわないといけなくなるから、自分で書くんだよ」と言われました。
具体的な内容もお金がかかるそうで、教えてもらえませんでした。
自信は全くありませんでしたが、縦書きで無地の便せんに、盗まれた金額、そして、財布ももう使いたくないから、財布のお金、そして慰謝料も併せて請求しました。小娘にはドキドキでした。
犯人の父親から口頭で返事があり、娘のかわいそうな心情話と、父親の自分の至らなさの話をされましたが、折れませんでした。
金額をのんでもらえるような手紙を受け取ってから、示談書を書きました。
もしかしたら、私の行政書士としての初仕事は、訴状作成業務だったのかもしれません。(笑)

追記しますが、行政書士は、行政書士会に登録入会した後でなければ、業務の依頼を受けることも、報酬を受け取ることもできません。30年前も同じです。(笑)
あの時、書いてもらってお金を払っていたら、同僚のご主人はどうなっていたのでしょうか?
自分で書いたという経験により、行政書士という職業の存在と職業の内容を知ることができました。

私のように、おっかなびっくり、自身で書くことも、気持ちが込められた文章になりいいこともあります。
ですが、法律の知識がないと大事な文言が抜けて意味をなさない書類もあります。
お近くの、専門の行政書士にご相談されたほうがよいでしょう。